アドセンス

2020年12月12日土曜日

死神の精度

 このブログも、ちょっと立ち止まってしまいました。


この間、本を読んでいなかったわけでもなく、紹介したい本がなかったわけでもないのですが・・・


紹介分をかく間がなかった・・・というのが正直な理由。


ちょっと本業が忙しかったものでね。


でも、ようやくひと段落着いたので、そろそろ、次の本をご紹介したいと思い、ペンをとりました・・いや、間違え、キーボードをたたきました。


さて・・・


今回ご紹介する本は・・・


あまり愉快なテーマではないのですがね。


その本のタイトルは・・・


「死神の精度」


なに???


それ???


と思うようなタイトルですよね。


この本、タイトルのように、人の死に関わる、あの死神様のお話しです。







ちょっと変わった死神


死神というと、この神様に取りつかれてしまうと死んでしまうという怖い神様(?)をイメージしませんか?


そう・・・


大きなカマを持って、暗い影からそっと現れて・・・


その大ガマで首を切られてしまう・・・というようなイメージではないでしょうか。


すくなからず、私の中では、そんな怖いイメージがありました。


しかし・・・


実は、この死神様も、本によって色々なキャラクターというかイメージというかがあるのを最近知りました。


ある本にでてくる死神は、本当に神様の末弟で、人を殺して黄泉の世界に連れていくのではなくて、死が決まった人の最後を見取る神様なんですよね。


けっして怖い存在ではなくて、悲しい現実を受け止め、この世から黄泉の国へ行く人を安心して導いてくれる神様としていらっしゃるんですよ。


そんな表現をしている本があり、ちょっと死神様のイメージが変わったとロコで、この「死神の精度」を読んだら・・・


またまた違った死神様でした・・・この本に出てくる死神様は・・・。


この本に出てくる死神様は・・・


1.CDショップにいりびたり。

2.苗字が、私達がよく耳にするような市や町の名前。

3.受け答えが微妙にずれている。

4.素手で他人を触ろうとしない。


こんな特徴を持つ方なんです。


あなたの周りに、思い当たるような方はいませんか?


もしいたとりたら・・・その方は、死神化もしれませんよ!



死の判定人








この「死神の精度」にでてくる死神様は、やはり怖い存在ではくて、ちょっとゆーものある存在なんです。


そして、けっせて人を殺めたりはしません。


この死神様の役目は・・・


この人は、死を与えていいか悪いかを判断する「死の判定人」なんです。


あの世のあるセクションで、人の人生の長さは決められているようです。


というか、要するに、その人がいつ死ぬのかが決まっているようなんですね・・・あの世では。


そして、その死の予定日(?)の8日前に、その予定の人の近くに、何らかの理由を講じて、この死神様はやってきます。


実際に、昼間でも夜でも、その死神様は、その人や周りの人から見えるんです。


ただし・・・


死神には見えません。


普通の人に見えるんです。


といっても、先の1~4に挙げたような特性を持っているのですから、ちょっと変わった人という感じで見えるとは思いますけどね。


その死神様は、その死を予定されている方(死に方はそれぞれで、病気・事故・その他色々な死の迎え方があるものの、その人が今回予定通り死を迎えるべき人なのかそうでないかを判断しているんだそうです。


7日間、その方のそばでその人を観察し、予定通り死を迎えていただいてよいかどうか判定するんだそうです。


そして、死神様が「予定通りで可」と判定すると、その人は、翌日死を迎えるんです。


しかし・・・


死神様が、「いや、まだ死を迎えるには早い」と判定すると、その人の死に対する予定が変わるんですよ。


ただし、死神様は、基本「予定通りで問題なし」と判定します。


なぜならば、その人がその時に死を迎えようと、そうでなかろうと、死神様にはあまり関係がないんですよね。


だから、特に思うことがなければ「問題なし」と判定して、死は予定通りに無あけられるとなるわけです。


でも・・・・


この「死神の制度」は、短編集的で、短いお話がいくつか入っているんですが、その中の大半のお話は、死神様が「問題なし」と判定するんですけれど、まれに・・・まれに、「まだ早い」と判定し、その人の運命が変わることもあります。


どのお話が、それに当たるのかは、読んでくださればわかりますが・・・


ただし、このお話の中では、決してむごい死とかが訪れるわけではなく、生々しい描写がたくさん出てくることもありません。


そういう意味では、「死」とテーマにした作品なんですが、読みやすいストーリーで、ところどころにユーモアも含まれていて、ニヤ!っとしてしまう場面もあります。



死神は音楽が大好き


この死神様は、「死」に対する調査の仕事(?)は入らないと、この人間社会には出てこれないんです。


で・・・


なぜか、死神様の多くは、人間社会の“音楽”に興味を持っていて、CDショップの視聴コーナーにいることが多いそうです。


このお話の中でも、調査をしている時間以外は、この主人公となる死神様も、いつもCDの視聴コーナーにいます。


そして、そこで、他の死神様と出会うことがしょっちゅうあるとか記されています。


こn調査のお仕事をする時の、最大の楽しみと興味は、“音楽”なんだそうです。


そんなところも、このお話に出てくる死神様の憎めないところかと思っています。


おぞましい「死」とは、ちょっと違った支店で描かれている人間の「死」を、死神様を通して描かれているこの「死神の精度」。


伊坂幸太郎さんの作品で、








文集文庫から販売されています。








趣味が悪い!!!・・・なんて思わずに、もし興味を持っていただけたら、是非読んでみてください。







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