2020年11月18日水曜日

侠飯(おとこめし)

 さてさて・・・・


今回ご紹介するのは・・・・


福澤徹三さんの作品で、




「侠飯(おとこめし)」です。










え????


「侠飯(おとこめし)」???


なにそれ???


って思うようなタイトルですよね。


でも、このタイトルこと、この物語のベースを物語っているのです。




ヤクザ(?)なコンビ


今回ご紹介するこの「侠飯(おとこめし)」の主役は、度見てもヤクザにしか見えない二人組み。


親分(?)の柳刃とその子分(?)の火野の二人組み。


この親分(?)の柳刃は、切れ長の目で眼光が鋭く、鼻筋が通った端正な顔だが、ほほに深い傷跡があった。


もう、見るからヤクザやさん。


そして、子分(?)の火野は、痩せた長髪。


このコンビが、この作品の中では大事な役目をしている。


が・・・・


この二人・・・


大切な役目、重要な約なのだが、主役ではないんです。


しいて言うなら、準主役かな?


この「侠飯(おとこめし)」はシリーズ化されていて、3作まで出されていますが、それぞれ完結のストーリーとなっているんです。


そして、それぞれに主役がいるんですよ。



就活中の大学生


第1作目の主枠は、就職活動中の大学生。











ある日、ヤクザの抗争に巻き込まれると頃~、この話は始まります。


自宅に帰宅著中で、ヤクザの抗争に巻き込まれた主人公の若水良太。


その良太の部屋に、この抗争の片割れである柳刃と火野が転がり込んできます。


ヤクザに部屋を占領されたから、もう大変。


しかし・・・このヤクザ???


ちょっと変わっている。


まず、このヤクザの柳刃はお取り寄せが趣味で、料理がめちゃくちゃうまい。


部屋の持ち主である若水良太に、毎日食材を取り寄せては食事を作ってくれるんです。


ヤクザに居座られて、若水良太は、恐怖半分、美味に喜びが・・・もう、頭の中は大混乱。


そこへ、大学の同級生も加わって、自体は予想外の方向へ・・・。




28歳 独身サラリーマン


第2作目は、28歳の、情報サービス企業に勤める独身サラリーマンの真鍋順平が主役。










ある日突然、“追い出し部屋”に配置転換されたサラリーマンの真鍋順平が、会社の中での苦悩を抱える日々を過ごすんです。


そんなある日、ランチワゴンの、すごく旨い昼飯に出会うんです。


そのランチワゴンを経営しているのが・・・どう見ても堅気には見えない・・・


そうです。


1作目にも出てきました準主役の柳刃と火野のやくざコンビ。


今回は、ここ情報サービス企業を舞台に、このコンビがどのように立ち回るのかがお楽しみ。


そして、この主人公である真鍋順平はどうなってしまうのか・・・・。


1作目とは、一味違った展開と、スリルに満ちたストーリーに、目が離せなくなります。


この柳刃と火野のコンビは、一体何者なのか???


任侠とグルメという、新しいジャンルを切り開いた当作品の行方は・・・・!!!




やみ金業者の店長


そして、3作目の主人公は、あるやみ金業者の店長として務める渋川琢磨・27歳。










このやみ金業者の店長が、ある日、「ヤクザの組長宅を地上げせよ!」といういう指令を受け、組に潜入するが・・・・。


成り行きで、なぜか行儀見習いとして住み込む羽目になってしまいます。


そこに現れたのが・・・


そうです。


どこから見てもヤクザそのもの。


まさにその人・・・柳刃と火野の名コンビ。


なぜ、「名コンビ」なのかは、読んでもらえばわかります。


とにかく、このコンビがこの話のキモとなりますから。


この柳刃・・・


ここ、ヤクザの組長宅でも、客人として招かれているのに・・・


なぜか、次々と絶品料理を作ります。


これが、任侠グルメの醍醐味。


料理がなければグルメじゃない!!!


しかし・・・


このコンビは何者???


そして、琢磨の地上げはどうなるの????


それは読んでのお楽しみ。



シリーズものだけれど・・・


この「侠飯(おとこめし)」は、3作のシリーズものですが、1作ずつ話しが完結しているので、どの話から読んでも全く問題なく読み進めることができます。。


しかし・・・


1作目から、微妙なところで、各シリーズが繋がっていくので、1ッ作目から読み続けていくと、楽しさが倍増するという代物。



そして、この「名コンビ」の正体がわかっても、これからこのコンビが、どう展開させていくのかを考えると、もう読まずにはいられなくなっています。


任侠物で、ちょっとだけ、はらはらするところもありますが、ストーリー的には、ほんわかした雰囲気もあり、またユーモアもあふれているので、楽しく読める作品です。


切った張ったの任侠ドラマとは一味も二味も違った展開ですので、ヤクザ物は・・・という方にも、楽しんで読んでいただける作品に仕上がっています。


是非、寒空の夜、暖かいお部屋で、任侠グルメ「侠飯(おとこめし)」を楽しんでみてください。


おすすめですよ!
















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