2020年10月22日木曜日

小暮荘物語

 今回ご紹介するお話は・・・・

三浦しをんさん作の、「小暮荘物語」です。










三浦しをんさんの作品は、私も好きで、よく読むんです。










三浦しをんさんの作品と言えば、きっとみんさんも思い浮かべるのが、「まほろ駅前シリーズ」ではないでしょうか。

映画化もされているので、これも、本では読んでいないけれど、映画を見たよ・・・って方も多いと思います。

その「まほろ駅前シリーズ」の第一作目である「まほろ駅前多田便利軒」で直木賞も受賞されている作家さんです。

私も、「まほろ駅前シリーズ」読みましたが、あれも面白かったな。

ま、「まほろ駅前シリーズ」は、また今度ご紹介させていただきますが、機会があれば是非読んでみてくださいね。

映画もDVD化されていますので、もし活字はちょっと・・・・と言う方は、是非映像でお楽しみください。

で・・・・

今回は、この「まほろ駅前シリーズ」ではなくて、「小暮荘物語」っていう作品をご紹介しますね。


短編で読みやすい作品

今回、「まほり駅前シリーズ」が面白いよ・・・・って言いながらも、、その「まほろ駅前シリーズ」ではなくて、この「小暮荘物語」をご紹介するのは、この作品が、短編小説になっているからなんです。

「まほろ駅前シリーズ」は、どれも長編で、活字に慣れていない方には、読むのにかなり気合が必要になるかもしれません。

もちろん、その作品の世界にのめりこめれば、長編小説でも、あっと言う間に読み終えてしまうんですけど。

しかし、この「小暮荘物語」は、短編小説なので、あまり気合を入れなくても読みやすいんですよね。

しかも・・・

一話一話は転変仕上げなんですが、それぞれのお話しが絶妙に絡み合っていて、全部読み終えると、一つの長編小説を読み終えたような充実感も得られる作品になっているんです。

ですから、活字慣れしていない方でも読みやすいし、読んだという満足感もえられるという作品になっていると思います。


様々な人間模様・・・・そして“愛”


この物語は、先にも記した用に、6話の短編小説になっています。








その一話一話に、それぞれ主人公がいますが、その主人公が、この小暮荘で暮らす住人か、関係の深い人なんです。

そして、大家さんを含めた住人や関係者のそれぞれの人間模様が描かれています。

老大家の小暮、女子大生の光子、サラリーマンの神埼、花屋の定員の繭。








人それぞれ、色々な背景を持って生きているんですよね。

でも、それぞれの生き方があり、思いがあり、願いがある中で、一生懸命生きている。

その姿が美しい。

もちろん、ほめられるような人生ばかりを送っている人ばかりではないですが・・・・ね。

築ウン十年のおんぼろ(?)アパート小暮荘。

全6室で、住人は4人(2部屋空室)

こんな狭い世界でも、その暮らしぶりは様々で、それぞれのドラマがあるんですよね。

そして。住人同士が絡み合い、時には離れ、時には寄り添いながら暮らしている。

そんな世界を描いているのがこの作品なんです。

そして・・・・

この作品の求めるところ・・・・それは・・・・「愛」でしょう。

「愛」にも、色々な形があります。

恋人同士の「愛」もあれば、親子の「愛」もあるでしょうし。

友人としての「愛」もあるかもしれない。

ただ見つめているだけの「愛」もあるでしょうし、奪い取るような「愛」ももちろんあると思います。

そのほかにも、その形は千差万別。

いや、きまった形のないのが「愛」なのかもしれません。

そんな「愛」について、この作品は考えさせてくれるようなお話です。

笑いあり、涙あり、怒りあり、挫折あり・・・・

時には優しく、時には厳しく・・・・

時には微笑みあい、時には怒りを爆発させて・・・・

そしてたどり着く、それぞれの「愛」を見つけて行く様が描かれていると感じられます。

コミカルに描かれていて、先に記した「まほろ駅前シリーズ」のようなシリアスで現実的な世界ではなく、どこか空想的であり、ファンタジーにも似た世界観が広がっているんです。

でも・・・・

もしかしたら、こんなアパートが、本当にどこかにあるかもしれないね・・・と思わせてくれるような描写。

三浦しをんさんの世界観の広さに驚かされてばかりです。

もちろん、このような作風が、三浦しをんさんのすべてではありません。

もっとシリアスで現実的な描写力もあり、もっと別の世界観も表現された作品もあります。

しかし、この「小暮荘物語」は、そんな三浦しをんさんの世界に触れるきっかけとしては、とても読みやすくて、入りやすい作品だと思います。

活字があまり得意でないという方にも、是非手にして頂きたい作品です。

ちなみに・・・・

あの小泉今日子さんも、この「木暮荘物語」をよんで、「この物語がとっても好きだ・・・」と、読んだ感想を書かれているそうです。













2020年10月21日水曜日

会津高原殺人事件

 今回ご紹介する本は・・・・

ジャジャーン!!!

私のメイン分野(?なんのこと???)になります、サスペンスです。

しかも・・・・

私の大好きな西村京太郎さんの書いた「会津高原殺人事件」です。










西村京太郎さんと言えば、言わずと知れたサスペンス界の巨匠。










もう長年にわたり、サスペンス小説の世界で第一線を走り続けている作家さんですね。

特に、トラベルミステリーと言われる、電車などが舞台となるサスペンス小説が得意で、その中でも、電車を使ったアリバイトリックが超有名ですよね。

私も、若いころは、毎日電車で1時間くらいかけて通勤していたので、電車の中でよく本を読んでいたのですが、その時に、この西村京太郎さんンお作品は、本当によく読みましたよ。

話の展開がスピーディーで、長編小説でも一気に読めてしまうような、そんな話の作り方も、たくさんの方に支持されているところかと思います。

私も、この方の作品は何冊読んだか覚えていないほど読んできました。

そして、かならずと言っていいほど、読み終えた後、旅に出たくなるんですよ。

そのくらい、情景描写も上手で、自分が一緒に旅に出ているような錯覚すら覚えるほどなんです。

そんな、西村京太郎さんの作品を、先日読み終えたので、今回は、この「会津高原殺人事件」をご紹介したいと思います。











いつもと違う展開に・・・・

さてさて・・・・

先にも記載させていただきましたが、西村京太郎さんの作品の多くは、あるパターン的な展開がされていると思っているんです。

そのパターンとは・・・

事件が起きる → 捜査を開始する → 犯人が浮かび上がる → 証拠を探す → アリバイがあり、犯人と断定できない → アリバイ崩し → 犯人逮捕

みたいな感じかな。

西村京太郎さんの一番の特徴は、やはりアリバイ工作の巧みさにあると思っています。

毎回毎回、よくこれだけのアリバイを考え出せるなと、いつも感心してしまうんですよ。

それが、電車を使ったトリックだったり、飛行機だったり・・・

わりと乗り物がらみが多いかな。

だから、そのアリバイ崩しを、自分も一緒になって考えるのが、西村京太郎さんの作品を読む上での楽しみの一つだと思っています。

が・・・

この「会津高原殺人事件」は、ちょっといつもとは趣の違う展開になっていました。

まず、この話は、西村京太郎さんの作品の中でも、一番多い、警視庁捜査一課の敏腕刑事である十津川警部が主役のシリーズものです。

私も、この十津川警部のシリーズが一番すきです。

読んでいても、一番安心して読んでいられるんですよ。

この人に任せておけば大丈夫・・・って思える人なんです。

この「会津高原殺人事件」も、十津川警部の活躍により、事件を解決するというストーリーは変わりません。

その他の出演も、十津川警部の一番信頼している亀井刑事や、若手の西本刑事など、いつものキャストで繰り広げられています。

しかし・・・

今回、いつもの展開と一番違うのは・・・・

犯人がだれなのか、全く見えてこないという点です。

先にも書かせていただいたように、西村氏の作品の多くは、割と早い時点で犯人の目星がついてきて、しかしアリバイがあり、犯人と断定できない・・・。

そして、アリバイを崩す・・・という流れなんですが、今回は、本当に終盤まで、だれが犯人なのかわからない状態で話が進んでいきました。

しかも、事件の背景もよくわからない・・・謎の多い事件・・・と言う感じの展開でした。

しかし、だからと言って、まどろっこしい話の展開にはなっていないので、いつものようにとても読みやすいんですけどね。


一つの事件が次の事件を・・・・


今回は、記憶喪失になった、一人の男性の出現から、話が進んでいきます。








その男性は、返り血を浴びたような服装で、都内の公園に倒れているところを、警邏中の警官に見つけられ、病院の運ばれます。

しかし、その男性は、突然病院から逃げ出していしまうんです。

十津川警部は、会津高原で起こった、ある事件に、この男性が関係しているのでは・・にらみ、捜査を開始しますが・・・・

その事件の真相が明らかにならないうちに、第二・第三の事件が起こります。

まったく関係ないと思われる事件の中に、会津高原と言う一つのキーワードでつながっていく関係者たち。

十津川警部と亀井刑事の名コンビが、その謎を一つひとつ解き明かそうと、捜査を続けていくうちに・・・・・

十津川警部の推理が冴える。

謎が一つひとつ解き明かされていく中で・・・・事件の真相にたどり着く!

いった、この事件は誰が仕組んだものなのか・・・・。








読み進めていくうちに、どんどん自分がのめりこんでくることがよくわかります。


会津鬼怒川線


今回の事件の舞台となったのは、会津高原と会津鬼怒川線と言うローカル電車です。

会津の地で、事件を解決していく中で、様々な名所の情景が描写されていきます。

また、会津鬼怒川線というローカルな電車の車窓風景など、今、自分が、その場所を離れて、会津の地へ旅しているかのような思いになります。

それが、このトラベル作品のもう一つの醍醐味だと思います。

私も、この本を読みながら、会津高原に一度出かけてみたいと思っています。

推理小説としての、サスペンス小説としての面白さに加え、日本各地、又は、世界各地に旅するような思いを描ける楽しさ等、西村京太郎の作品が私達に与えてくれる楽しさは、無限大です。

読む者の、読み方、感じ方で、それぞれの楽しみ方ができるのも、西村京太郎氏の力量なのだと感じています。

是非、サスペンスに興味のある方が、その入門編として、西村京太郎さんの作品を読んでみてください。







2020年10月13日火曜日

蜜蜂と遠雷

 今回ご紹介させていただく本は、「蜜蜂と遠雷」というお話しです。











恩田陸さんの作品で、幻冬舎文庫から発売されている、上下巻の2冊ものです。











このお話も、映画化(松岡茉優さん、松坂桃季さんなどが出演)されているので、映画を見られた方もたくさんいらっしゃるかともいます。











私も、映画も見ましたが、これは、本の方が、その時々のその人の心理描写がよく表れていて、おもしろかったですよ。


この話は、若きピアニスト達の、あるコンクール通しておこる様々な思いを描いた作品なんです。


音楽が趣味の私に、書店で働く娘が、初めて選んでくれた作品なんです。



それぞれが主人公


このお話しで主人公となるのは・・・・


一人目が、自宅に楽器を持たない16歳の少年。


実は、からがとてつもない才能の持ち主で、自分のピアノを持っていないのに、素晴らしい演奏をするんです。


また、この少年は、楽器を持っていないのに、伝説のピアニストに師事していて・・・


そのピアニストは、めったに弟子をとらないのに、この少年の才能を見つけ、特別な方法で指導していくんですね。


その少年の環境に、周りの人のひがみや妬みがからまり、様々な思いが駆け巡るんです。


そして、二人目が、天才少女として華々しくデビューをしたのに、母の死をきっかけにピアノが弾けなくなり、音楽の世界から遠ざかっていた20才の女性ピアニスト。


このコンクールを通して、母の死と向かい合い、そして乗り越えていく姿。


そして、新たな自分を見つけ、より羽ばたき始めるきっかけとなるんです。


三人目が楽器店勤務のサラリーマンぽアニスト。


コンクール出場は、年齢的にもこれが最後と言われ、自分が特別な才能を持ち合わせていたい事は築いているけれど、それでもこれであきらめて、音楽の世界から離れるしかない現実を受け止めきれず、最後のチャンスと思い応募。


地道な努力の中で、確実に力をつけ、一歩一歩会談を上る姿は、多くの人に感動を与えるのではないでしょうか。


かくいう、私も、特別な斎野は持ち合わせていないのですが、それでも音楽が好きで、プロではなくても、ミュージシャンとしての活動を、これからもしていきたいと思ています。


そんな私へのエールのようにも思えました。


そして、このワラリーマンピアニストが、今クルーをとして、決断した未来とは・・・・。


最後の主人公は、才能あふれる若き天才ピアニスト。


高い技術と音楽性を持ち合わせ、今回のコンクールの最有力候補とうたわれるほどの逸材。


この青年のピアノを始めるきっかけにもドラマがあったんです。


これらの4人の主人公と、彼らが師事する指導者、そして、音楽に関わるたくさんの関係者の様々な思いが、このコンクールを通して描かれているんです。




最高峰のコンクール


このコンクールは、近年、その覇者が音楽界の寵児となる・・・と言われるほど、世界的に注目を集めているコンクールで、若きピアニストの登竜門ともなっているんです。


それだけに、主人公の4人だけでなく、このコンクールに参加したすべてのピアニストが、たくさんの熱い思いを胸に抱えて出場しているのです。


その、それぞれの思いが、この話の随所に現れていて、プロを目指す音楽家の思いが、暑く描かれている作品なんです。


そこが、この作品の素晴らしいところで、主人公が当然メインで描かれているのですが、それを取り巻く出場者や、彼らを指導してきた指導者等の心の動きも描かれているんですよ。


映画だと、こういったところが、やはり時間的な制約などからだとは思いますが、あまり表現されていないので、物足りなさを感じてしまいました。



予選から本線へ


このコンクールは、第一次予選、第二次予選、第三次予選、そして本選と、それぞれに難易度の高い課題が課せられているんです。


それぞれの課題に対する取り組み方、それぞれの表現など、活字ならではの奥の深い描写は、本を読む醍醐味に通じているのではないかと思います。


独創的な表現で、いつも聴衆をおどろかせる16歳の少年。


確かな技術で、確実に聴くものの心をとらえていく若き天才ピアニスト。


譜面を読み、作曲者の思いを考えて考えて考えて・・・思い悩みながらも、自分の表現を探し続けるサラリーマンピアニスト。


そして、母の死を乗り越えることで、新たな表現を手に入れた天才少女ピアニスト。


それぞれが、環境こそ違えど、音楽に対する熱い思いは変わらず、それぞれが、自分のできることを精一杯やりつくし、それぞれの戦いに挑む姿が、目に浮かんできます。


やはり、これだけの感情や思いを表現するには、活字でなければ、伝えきれないでしう。


この本を読み、映画を見て、改めて活字の素晴らしさ・・・・


そして、表現の幅広さを感じさせられました。


映像は映像で面白いのですが、やはり、この話しに関しては、私は本で読んでいただけたらと思います。


是非、音楽に興味のある方は・・・


いえいえ・・・


音楽に、あまり関心のない方でも・・・


上巻と下巻の2冊構成ですので、読みごたえもありますが、はまるとあっという間に話が進んでいきますので、是非お手に取って、本の楽しさ、素晴らしさを体感してくださいね。






2020年10月10日土曜日

探偵ガリレオ

 今回ご紹介するのは、この本です。










「探偵ガリレオ」


東野圭吾さんの作品です。











この話は、テレビドラマにもたりましたから知っている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。


そうです。


あの福山雅治さんが主演をしたドラマです。


主役は、ある大学の物理学の研究者である湯川学。


親友の刑事である草薙俊平が、説明のつかない難事件が起こると、この物理学の研究者であり、大学の助教授である湯川学に助けを求めて訪ねていく・・・というのが、このはな新おベースとなるストーリーである。



普通の推理小説とはちょっと違う!


この「探偵ガリレオ」・・・・普通の推理小説とはちょっと違うと思います。


私も推理小説が好きで、特に西村京太郎さんや赤川次郎さん等が好きでよく読んでいます。


その他にも、いくつかの推理小説を読みましたが、その大半は、犯人を探し当てるまでの道筋が、その話の主なストーリーになっています。


だから、一つ一つ見つかっていく情報を組み合わせて、自分なりに犯人を推測していく。


また、アリバイをどう崩していくのか、自分も一緒になって考えてしまうのが、一般の推理小説の楽しみ方かと思います。


しかし・・・・


この「探偵ガリレオ」は・・・・・


この「探偵ガリレオ」は、この後続く連載ものの第一作目となっていて、このあと、湯川学が主役となるこの連載はまだまだ続いていくのです。


その一作目は短編集となっています。


短編集というのことあるのか、一般の推理小説のように、次々と犯人に使づくための証拠や情報があらわれ、一緒になって自分も推理していくという展開ではなく、犯人は、話の中で突然つかまってしまうんです。


そのプロセスはほとんどないんですよ。


この「探偵ガリレオ」は、先にも書いたように、事件の中に不思議な現象がからなずあらわれるんです。


そして、その不思議な現象を解明するのが、この話しの主軸なんです。


それはそうですよね。


主人公が、刑事でも探偵でもない、大学の助教授なんですから。


この助教授は、犯人逮捕に魅力を感じて手を貸すのではなく、不思議な現象に興味をひかれて、その現象を解明するために手を貸すんです。


この点が、いわゆる普通の推理小説とは違うところかと思います。


なので、通常の推理小説のような展開を求める人には、ちょっと物足りなさもあるかと思われます。


しかし、一話一話が本当に短い(短編集だから当たり前ですが・・・)ので、本にあまり親しんでいない人にも読みやすいと思います。


また、推理小説はあまり得意ではない・・・と言う方にも、楽しめる内容かと思います。




テレビドラマと見比べてみると・・・


この話は、先にも書いたように、福山雅治さんが主役を務めたテレビドラマ化されているんです。


ですから、テレビの方がいいよ・・・と言う方もたくさんいらっしゃるかと思います。


確かにテレビの方が、この話しの展開としてはわかりやすいかもしれません。


特に、物理学の実験なんてところは、文字でかかれても理解しづらいかなって気もします。


その点で、テレビの方が受け入れやすいかも・・・です。


が、それでも、私は本を読んでもらうことをお勧めします。


やはり、活字から得られる想像が、本を読む最大の楽しみだと思います。


テレビ画面から得られる情報からでは、その画面をそのまま受け入れることしかできません。


逆に言えば、テレビは想像する必要がないということですよね。


それが楽だし、わかりやすいのだと思いますが、しかし、活字から得られるような微妙なニアンスを感じ取ることが難しいのではないでしょうか。


活字ならこそ、この微妙なニアンスを感じ、想像し、自分の脳裏にその絵を自分で描いていく。


それが本の楽しさだと思います。


だからこそ・・・・


テレビではなく、本を読んでほしいんです。




短編5話


「探偵ガリレオ」第一作目は、5編からなる短編集です。


それぞれ、不思議な出来事が起こります。











一話目は、人の頭が突然燃え出します。


二話目は、池に浮かんだデスマスク・・・。


三話目が、心臓だけ腐った男の死体。


四話目は、突然海の中で上がった火柱。


そして、最後の五話目は幽体離脱。


これらの不思議を、若き物理学者・海川学が、謎解いていくんです。


どれも、不思議な現象ばかり。


しかし、若き物理学者は、それを科学の力で解明していくのです。


不思議なことも、実は怪奇現象でもなんでもなく、全てか理論的に解明されていくのが、この「探偵ガリレオ」なんです。


だから、このお話の中には、怪奇現象も超常現象も、そのような現象が起きる原因を、若き物理学者・湯川学が解明してくれるんですよ。



推理小説ファンはもちろん、物理に、科学に興味のある方も、もちろん楽しんでいただける本だと思います。


興味のある方、関心のある方は、是非読んでみて下さいね。




2020年10月5日月曜日

葉桜の季節に君を想うということ

 さてさて・・・・


「本の旅」第2回目は・・・・


前回はファンタジーの世界である「ハリーポッター」をご紹介制ましたが、今回は推理小説ものをご紹介します。


タイトルは、「葉桜の季節に君を想うということ」。










作者は、歌野晶午さん。









文春文庫から発売されている小説です。









私は文庫本で読みました。



もともと推理小説が好きで・・・・


私は、もともと推理小説が好きで、特に好きだったのが、西村京太郎さんや赤川次郎さん、横溝正史さんなんかも若いころからよく読んでいました。


特に、東京につと手に出ていたことろは(住んでいたのはS県でしたが、東京まで電車で通っていました。)、電車に乗っている時間が1時間以上あったので、本を読む時間がたっぷりありましたので、たくさん本が読めたんですよ。


しかも、仕事で廃品回収をしていたり、バザー用品などを集めたりしていたので、読む本はたくさん手にあ入ったんです。


なので、毎日本を欠かさず持ち歩いていました。


しかし、現在N県に移住してからは、車での移動がほとんどで、電車に乗ったりすることもなく、本を読む時間が極端に減ってきたため、本を読むことが一時期めっきり減ってしまいました。


が・・・


年をくうとともに、また本が読みたくなって、空いているちょっとした時間に本を読めるように、いつでも鞄に入れて歩くようになったんです。


今では、例えば、信号待ちをしている時(若い人は、この時間スマホをいじっているんでしょうけど、私は本を読んでいます。)とか、仕事で待ち合わせをして早めに着いたときに、相手が来るまでの時間とか。


もちろん、家にいる時でも、読む時間が作れれば読んでいるのですが、家で読む本は、持ち歩くのに不便な大きめの本とかを読んでいるんです。


そして、また本を読み始めたときに、まず手にした本が、西村京太郎さんでした。


ですから、それ以後も、推理小説はずっと読み続けているんです。(西村京太郎さんの作品は、また改めてご紹介しますね。)


しかし、この歌野晶午さんの作品は読んだことがなかったんです。



娘のおすすめ


私の娘が、ある町で本屋に努めているんです。


学生時代は本なんかほとんど読まなかった子でしたが、社会人になって、カフェ巡りを始めたころに、カフェで本を読んで過ごすようになったようで、それ以来読書派に変わったようです。


今では、本好きが高じて、本屋の店員さんになってしまいました。(親の反対を押し切って・・・。)


その娘に、親父に読ませたい本を紹介してくれと頼んだら、この本を教えてくれたんですよ。


しかし、このタイトルからは想像できなかったんですが、読んでみると推理小説じゃないですか。


まさか、娘が推理小説を読むなんて・・・不思議な気分でした。(イメージと違うもんで・・・。)



意外な展開に・・・・


ストーリーとしては、「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵の成瀬将虎が主人公。


その成瀬将虎が、同じフィットネスクラブに通う愛子から、悪質な霊感商法の調査をいらしされることから、この話は始まるんです。


そんな折に、自殺を図ろうとした麻宮さくらにであいます。


この出会いが、後々の運命を変えていくんです。



ミステリー賞をそうなめ作品


私は、はじめに書いたように、この作者も、この作品も知らなかったんですが、数々のミステリー賞を受賞した作品だそうです。


そういったことからも、話の展開や文章力、表現力など、どこをとっても高度な作品に仕上がっているのだろうと思います。


ただ、私は評論家ではないので、文章表現がどうとか、難しいことをいうつもりもないですし、わかりませんけど、この本を読んでまず驚いたのが、このストーリの意外性でしょう。


詳しく話せないのがもどかしいのですが、読んでいて、途中で「え~~・・・なんで????」と言う展開が待ち受けています。


しかも、それが恐ろしいほど自然な形で現れるんです。


そして、この意外性のある展開こそが、この作者である歌野晶午さんの真骨頂であり、この作品が、この作者えある歌野晶午さんらしさを一番表している作品ではないかと、娘が私にこの本を勧めてくれた時に言っていました。


そして・・・


娘の言う通り、私は、この作者のマジック(と言っていいほどの展開)に、まんまとはまりました。


そして、のめり込み、驚き、笑い、そして納得しました。


もう、歌野晶午さんの作品のとりこになりましたよ。


こんな意外性のある推理小説は読んだことがありません。


ただし・・・


意外性は、犯人のなぞ解きに現れるのではない事だけはお伝えしておきます。


基本的な、推理小説としてのストーリーは、本当に王道を行くといい他感じで、ストレートです。


それ自体が、ワクワクドキドキしながら読み進められる展開です。


それに加えて、さらに・・・・意外な結末(?)というか、意外な展開に驚くんです。


もう、2重・3重の面白さですね。


推理小説の好きな人も、そうでない人も、是非読んでいただきたい作品です。


そして、物語の面白さと、言葉・¥表現の面白さ・不思議さを感じさせられる作品です。







2020年10月2日金曜日

ハリーポッター

 ブログ「本の旅」の第一回目にご紹介したいと思っている本は、私がファンタジーの世界にのめりこむきっかけになった、この本です。


それが・・・


「ハリーポッター」なんです。








この「ハリーポッター」は、映画にもなり、大ヒットした作品ですから、本を読んだ人もたくさんいらっしゃると思いますし、本では読んでいなくても映画は見たと言う方もたくさんいらっしゃることだとお思います。


また、映画も見てないけど、名前は知ってるぞ・・・と言う方を含めたら、本当にメジャーなお話だと思います。


その「ハリーポッター」を是非、代位会目に紹介したいと思ったのは、やはり映画で見る世界と、本で読む世界の違いを感じてほしいと思ったからです。


私も、実は、この「ハリーポッター」は、初めは、第一作目の「賢者の石」を映画(DVDでしたが・・・)で見ました。









その映画が面白かったので、ちょっと興味を持ったときに、我が家にもこの「ハリーポッター」の本があることを知ったんです。


なんと、かみさんが持っていたんですよ。


でも・・・


かみさんは、あまり興味を惹かれなかったようで、買ったけれど読んでいないとのこと。


ならば私が読もうではないか・・・と本を手にして読み始めてみたら、とても面白かったんですよ。


しかも・・・


映画とは違う世界観を感じながら読み薦めていくうちに、自分が主人公にでもなって、その話の中に入り込んでいるかのごとく、自分お頭の中に、文字から得られるイメージが映像のように思い浮かんでくるではないですか。


また、細かい点での描写が、映画では表現し切れなかったところも、活字の世界では丁寧に表現されていて、映画以上に奥の深い物語となっていることに気付きました。


気がつくと、もう夢中になって読みふけて、ちょっと空いた時間を全て読書に当てるほどでした。


また、読み終えた時の満足感は、もうなんとも言いがたい思いでした。







続きが気になる・・・





一冊読んでみて、その世界に引き込まれてしまった私は、もう続きをどうしても読みたくなり、ブックオフ(本のリサイクルショップ)に行き、「ハリーポッター」の本を探して、買いあさりました。


このときに、まだ5巻ぐらいまでしか出ていなかったんですが、その全てを探して買い求めていました。


また、この話は、続編も映画化されていたんですが、映像を見る前に本を読みたいと思うようになり、2作目の「     」意向の作品は、すでにレンタルDVDにもなっていましたが、本を読み終えると借りてきて観るというスタイルに落ち着きました。


そうすると、映像と活字では、楽しみ方が全く違うことに気づくようになったんですね。


映像は、目から情景を受け入れ、耳からストーリー(会話など)を受け入れて、頭の中で組み合わせていると言う作業をしているんだと思うんです。


ようは、全て目の前にあるので、特別自分で考えることなく楽しむことが出切るんです。


もちろん、ストーリーの奥底にあるものは、想像を働かせながら見ることで、作者の伝えたいことや作者の世界観が見えてくると思うのですが、それでも、ただ見て楽しむと言うことも出切るわけですよね。


しかし、本は、一文字一文字の名から、自分で考え、創造し、組み立てていかないと話の流れも、その先にある世界も見えてこないんですよ。


しかし、その風景や背景も、その時の情感も、全て、自分で決めることが出切るんです。


ですから、本を読んでから映画を見ると、自分の想像していた世界と、映像で見る世界が違うことに気付かされ、新たな発見もあるほどでした。


ですから、本を先に読むと、同じ話でも2度楽しめるのかなって、思いました。








本の世界が好き






結局、「ハリーポッター」は、全7巻、全て読破し、映像でも全て見ましたが、結論からすると、私は本の世界の方が楽しめたなと思いました。


これも個人差があることですから、映像の方がよかったと言う方ももちろんいらっしゃると思いますけど。


ただ、それでも、映像は今でも時々見ています。


我が家にDVDがあるので・・・。


もちろん、本も、何度四江も面白いんですけど、映像は手軽に見直せることがメリットかなとも思いました。


ですから、本と映像、それぞれのメリットを楽しみながら、その作品の世界を自分の世界と重ねるように楽しめたらいいのかなっておもっています。


私にとって、この「ハリーポッター」は、私にとって、映像ではない活字の面白さを教えてくれた本であると言えるんです。


ですから、まず、このブログ「本の旅」の第一回目にご紹介させていただきたかったんですよ。


全館読破するには、7巻まである(4巻~7巻までは上下巻あるので、全部で10冊になります。)ので、気合も入りますが、はまればあっと言う間に読み終えられる面白さがある本です。


ファンタジー系の得意な人に限らず、今まで読んだことのなかった人(私はそうでした。)にも読んでみていただきたいお話しです。












「本の旅」へようこそ!

 ブログ「本の旅」へようこそお越しいただきました。


このブログでは、私が読んだ本を皆様にご紹介していこうと思います。


評論家ではないので、その本の面白さを上手に伝えることができるのか、自信はないのですが、私自身が、最近本を読むことの楽しさを再確認してきたので、皆様にも、本の楽しさなどをお伝えして、本に関心を持っていただけたらなと思っています。


最近では、映像化が進み、活字離れなどと言われて久しくなるかと思います。


が、電子図書なども含め、もっともっと本に親しんでくれる人が増えてくれればいいなと、以前から思っていました。


映像には映像の素晴らしさがあり、私も、映画を始め、様々な映像を見て楽しんでいる一人ではありますが、活字には、自分で想像すると言う、映像にはない楽しさがあると思っています。


本当に面白い本に出会うと、もう夢中で読みふけり、その本の中にのめりこんでいく自分を感じることがあります。


そんな習慣は、本当に幸せすら感じる時でもあると思っています。


是非、本を・・・活字を楽しむ暮らしを広げていきましょう。


素晴らしい作品への出会いを祈っています。

小暮荘物語

 今回ご紹介するお話は・・・・ 三浦しをんさん作の、「小暮荘物語」です。 三浦しをんさんの作品は、私も好きで、よく読むんです。 三浦しをんさんの作品と言えば、きっとみんさんも思い浮かべるのが、「まほろ駅前シリーズ」ではないでしょうか。 映画化もされているので、これも、本では読んで...